天皇

戦争放棄

人権総論

人権各論

統治総論

国会

内閣

司法

その他

国民の権利及び義務 第10条~第40条
第20条 信教の自由、国の宗教活動の禁止

津地鎮祭事件

信教の自由と密接に関連する政教分離原則に関する判例として、津地鎮祭事件を取り上げたいと思います。

【生徒】 政教分離原則の判例に移りたいと思います。まず、津地鎮祭事件とはどのような事件なのでしょうか。

【弁護士】 その前に、「地鎮祭」というのは、ご存知ですか?
【生徒】 え…あ…はい。昔、わたあめとかを買ったことがあります!

【弁護士】 それは地元祭ですね。「地鎮祭」とは、工事の無事と建物の安全や繁栄を祈る、神道に則って行われる儀式です。この事件では、三重県の津市が市立体育館を立てたので、公費を使って地鎮祭を行いました。そこで、住民が怒って、「政教分離違反だから、そこに使った公費返せ!」と訴えを提起したわけです。

【生徒】 あー確かに。国は「宗教的活動」をしてはならないのだから、この津地鎮祭への公金支出が「宗教的活動」に当たるかどうかが問題になるわけですね!

【弁護士】 その通り。どう思いますか。

【生徒】 うーん…。でも神道の儀式なんだから、やっぱり政教分離違反になりそうです。最高裁はなんと言ったんですか?

【弁護士】 確かに、一見すると神道の儀式なので違憲とも思えますね。しかし、最高裁は、要約「地鎮祭は、神道の色よりも社会の一般的儀礼としての色が強く、もはや世俗的な行事といえる」ことを理由に、「宗教的活動」には当たらないとしました。

【生徒】 つまり、市が地鎮祭をしていても、みんなは「市が神道をヒイキしている!」とは思わないってことですね。

【弁護士】 そういうことです。

このサイトの運営者情報はコチラから

より詳しい論点