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国民の権利及び義務 第10条~第40条
第20条 信教の自由、国の宗教活動の禁止

剣道実技拒否事件

【生徒】 なんだか耳慣れない事件ですね。剣道に関する事件なんですか?

【弁護士】 そうなんです。この事件は、高校生Xが、宗教上の理由で剣道の授業を拒否したら、2年連続で留年してしまい、高校を退学させられたというものです。

【生徒】 これは確かに、Xの信教の自由を侵害していますね。高校はなんと反論しているのですか?

【弁護士】 高校は、①学校のことなのだから退学させるかどうかには校長の裁量がある、②Xだけ代替措置で済ませると、Xの信仰する宗教の援助・助長・促進することとなり、政教分離原則に反する、などと反論しました。

【生徒】 これはこれで一理ありますね…難しい。最高裁は、これらの主張をどのように処理したのでしょうか。

【弁護士】 最高裁は、次のように判断して、X勝訴としました。
確かに、本件退学処分は、Xの信教の自由を間接的に制約する。しかし、他の体育実技の履修とかレポートの提出などによる代替手段を講じられたのに、講じなかった。仮に講じたとしても、特に政教分離原則には反することはないのだから、講じるべきだった。したがって、本件退学処分は、Xの信教の自由を侵害する。

【生徒】 信教の自由に一定の配慮を見せた判例といえそうですね。

【弁護士】 そうですね。いかに信教の自由が重要かを理解できる判例といえるでしょう。

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