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国民の権利及び義務 第10条~第40条
第19条 思想及び良心の自由

三菱樹脂事件

【生徒】 では、この事件ではどんなことが問題になったのですか。

【弁護士】 Xは、Y(三菱樹脂株式会社)に仮採用になりました。しかし、試行期間中にXの過激な政治活動の事実が明らかになったので、YはXの本採用を拒否しました。これに対し、XはこのYの行為が思想良心の自由に対する侵害だ、と主張した事例です。

【生徒】 実際にありそうな、リアルな事案ですね。最高裁はどう判断したのでしょうか。

【弁護士】 はい。最高裁は、要約次のように判断しました。Yには、どんな信条を持つ者を採用するかにあたって裁量があるから、採否の決定にあたって思想良心を考慮できる。しかし、仮採用後には、その裁量は狭くなるから、合理的な理由があれば本採用拒否は許される、としました。

【生徒】 なんだか分かったような分からないような…。結局、XとYどっちが勝ったんですか?

【弁護士】 いや、実は、この事件の最後は和解して終わってるんですよ。結局XはYの社員になりました。その後、風の噂によれば、このXはすごく仕事のできる人で、偉くなったとかならなかったとか。

【生徒】 へぇ。やっぱり芯が強い人だったんでしょうね。

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