天皇

戦争放棄

人権総論

人権各論

統治総論

国会

内閣

司法

その他

国民の権利及び義務 第10条~第40条
第14条 法の下の平等、貴族制度の否認、栄典の限界

【非嫡出子相続分規定事件】

【弁護士】 それでは、最後に、民法900条4.号但書の規定について争われた、非嫡出子相続分規定事件について、みてみましょう。

【生徒】 民法900条4号但書って、どんな規定ですか?

【弁護士】 参考のために、民法900条4号本文もあわせて紹介しておきますね。
「民法900条4号 
子、直系尊属又は兄弟姉妹が数人あるときは、各自の相続分は相等しいものとする。
ただし、嫡出でない子の相続分は、嫡出である子の相続分の二分の一とし、父母の一方のみを同じくする兄弟姉妹の相続分の二分の一とする。
「ただし、」以降の規定を、「但書」といいます。太字の部分です。

【生徒】 なんだか難しい規定ですね。嫡出でない子?嫡出である子?聞いたことない言葉がいっぱいです…。

【弁護士】 たしかに、聞きなれない言葉かもしれません。ざっくりいうと、嫡出である子は、婚姻関係にある男女から生まれた子、という意味です。嫡出でない子は、婚姻関係にない男女から生まれた子、という意味です。

【生徒】 愛人の子が非嫡出子ということですね。愛人の子は、父親の財産をちょっとしかもらえない、と。

【弁護士】 まあ、ざっくりいうと、そういうことでしょう。

【生徒】 うーん。非嫡出子は、好き好んで非嫡出子になったわけではないのに、正妻の子の二分の一しかもらえないなんて、かわいそうです。

【弁護士】 そうですね。批判も多いです。しかし、最高裁は、父母がきちんと婚姻していることを尊重しよう、という観点から、嫡出子を優遇する規定を合憲、と判断しているよ。

【生徒】 じゃあ、民法900条4号但書は、今も運用されつづけている規定なんですね。

【弁護士】 そうだね。ただ、最近は、民法900条4号但書の削除しようという議論が国でなされているよ。今後の動向に着目しておきましょう。

このサイトの運営者情報はコチラから

より詳しい論点