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国民の権利及び義務 第10条~第40条
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【議員定数不均衡】

【弁護士】 憲法14条に関連する、代表的な判例をみていきましょう。まずは、議員定数不均衡の問題についてです。

【生徒】 議員定数不均衡、という言葉は、新聞で見かけたことがあります!でも、意味はよく知りません…。

【弁護士】 そうだね。今現在も争われ続けている、ホットな事件だね。簡単にいうと、議員一人あたりの選挙人(有権者)数が選挙区間で異なることは不平等ではないか、という問題だよ。

【生徒】 うーん。具体的に説明してもらえますか。

【弁護士】 はい。じゃあ具体的に考えていきましょう。
A選挙区では、有権者数が10万人。B選挙区では、有権者数が100万人。
A選挙区からは、議員1人。B選挙区からは、議員5人。それぞれ選ばれることになっていました。
このとき、A選挙区と、B選挙区とで、議員が当選するために、必要な得票数はどちらが多いかな?

【生徒】 えーっと、1/10万と、5/100万と、どちらの数値が大きいか、ということですよね。1/10万、A選挙区の方が、大きいです!

【弁護士】 そうですね。A選挙区の1票は、B選挙区の2票の重みをもつことになりますね。つまり、B選挙区の人が1票しかいれていないのに、A選挙区は2票もいれることができていることになっちゃうんです。

【生徒】 たしかに、これは問題ですね。各選挙区で、各有権者が1人1票を投票していても、その1票の重みが、選挙区間で全然違うなんて…そんなの、「1人1票」、とは、実質的にいえない状態ですね!

【弁護士】 そうだね。問題意識として、「1人1票」じゃないとおかしい!という意識を持っておくのは大事なことだよ。ただ、「1人1票」実現への解決策を考えるのが難しいんだよね。

【生徒】 たしかに、各選挙区において有権者数が異なることは当然のことだし…。有権者数に応じて、各選挙区の当選者数をいったん割り当てても、時がたてば、人口の増減がおきるものだから、いざ選挙をやるときに、「1人1票」が実現できるのかは、わからないですね。

【弁護士】 そうだね。アメリカでは国会議員を選挙するとき、有権者数の小さい州は「今年は選挙ナシ!」なんてこともよくあります。日本で、「1人1票」実現へむけて、今後どのような解決策をとっていけばよいのでしょうか。今後の動向が注目されるところですね。

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